マネジメントメッセージ

製薬業界を志す皆さんへ

MSDに関心をお寄せいただき、ありがとうございます。私たちは130年以上にわたり「人々の生命を救い、生活を改善する」というパーパスのもと、革新的な医薬品やワクチンの研究・開発に取り組んでいるグローバルリーディングカンパニーです。今回は、MSDのようなグローバルリーディングカンパニーで、皆さんがどのように意義あるキャリアを築くことができるかについて、私の考えをお伝えします。

現在、製薬業界はデジタル技術やAIの導入などにより、大きな変革期を迎えています。ヘルスケア産業においても高齢化の進行や医療資源の不足を背景に、医療の質と効率を高める新たなアプローチがますます求められています。こうした環境では、技術の進化に受け身で追随するだけでなく、自ら主体的に行動し、新しい挑戦に取り組む姿勢が重要です。

MSDの戦略は、常にサイエンスに基づき、患者さん中心に考えられています。私たちは、がん、感染症、心血管代謝性疾患などの疾患領域の課題解決のみならず、予防医療であるワクチンにいたるまで積極的な投資を行っています。革新的なイノベーションの可能性を見つけたとき、私たちはそれらを育み、人々が必要としている薬を提供することを目指し、日々、取り組んでいます。10年後にどのような医療ニーズが生じるのか、まだ誰にも分かりませんが、卓越したサイエンスとチャレンジ精神を持ち続けることで、皆さんの健康と暮らしに貢献していきたいと考えています。

そのために欠かせないのが、多様な視点を持ち、柔軟に課題へ対応できる人財とチームです。MSDでは、多様な背景や価値観を持つ社員が力を発揮できる環境づくりに注力しており、社員一人ひとりが安心して挑戦できる職場を目指しています。

皆さんには、ポジションに関わらず自ら責任を持って行動する自律したリーダーであってほしいと願っています。課題を「自分ごと」として捉え、主体的に考え行動する人にとって、風通しが良く挑戦に満ちた環境がMSDにはあります。互いを尊重し、支えあうチーム文化の中で成長し、日本の公衆衛生に長期的なインパクトをもたらすという目標に向かって共に挑戦していきましょう。

130年以上にわたり、私たちは「優れた医薬品とワクチンは世界を変える」という信念で歩んできました。
米国本社の創世期に社長を務めたジョージ・W・メルクの言葉を借りれば、
「医薬品は人々のためにあるのであり、利益のためにあるのではないことを決して忘れてはならない。利益は結果として得られるものである。そして、このことを我々が銘記していれば、利益が失われることは決してないであろう」
この言葉こそがMSDの精神です。皆さんがこの理念に根ざした企業に参加することに、ワクワクしてくださることを願っています。私がこの会社に入社した最大の理由もまさにここにあります。
医療ニーズはまだ多く残されており、私たちの挑戦は続きます。従来のやり方にとらわれず、変化をポジティブに捉え、ともに歩んでいける方をMSDは心から歓迎します。皆さんが「人々の生命を救い、生活を改善する」という私たちのパーパスに共感し、その実現のために挑戦し続ける仲間となることを楽しみにしています。

最後に、MSDでのキャリアを検討してくださっていることに感謝申し上げます。

代表取締役社長　プラシャント・ニカム